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DeviceAuthentication 外部オブジェクト
現在、多くのモバイルデバイスに、エンドユーザーをローカル認証するための生体認証センサーが提供されています。このタイプの認証は、指紋認識、顔認識、網膜のスキャンなどで行われます。エンドユーザーがデバイスの所有者であることを確認することが目的です。
DeviceAuthentication 外部オブジェクトを使用すると、デバイス固有の検討事項を考慮することなく、さまざまなタイプの認証を利用できます。
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プロパティ

[ BiometricDescription ] プロパティ

現在のデバイスで利用できる生体認証方法の名前を返します。iOS の場合の値は Touch ID や Face ID などで、Android の場合の値は Finger Print や空の値 ( [ IsAvailable ] プロパティが False を返す場合) などです。

[ AllowableReuseDuration ] プロパティ

一度認証を正常に行った後で、ローカルでユーザーにもう一度認証を求めるまでの最短時間 (秒) を示します。

メソッド

IsAvailable メソッド

現在のデバイスで API を使用できる場合は True を、それ以外の場合は False を返します。
戻り値 Boolean
パラメーター method: DeviceAuthenticationPolicy
   

Authenticate メソッド

戻り値 Boolean
パラメーター method: DeviceAuthenticationPolicy、title:VarChar(40)、usageDescription:VarChar(40)
   
このメソッドは、現在のデバイスに対応する方法で認証手順を実行します。
メソッドパラメーターが Biometrics に設定されている場合は、生体認証センサーのみが使用されます。Any に設定されており、生体認証が使用不能または無効な場合は、パスワードが使用されます。
ユーザーを認証できる場合は True、そうでない場合は False が返されます。特に、 [ IsAvailable ] プロパティの値が False の場合、このメソッドの戻り値も False になります。
戻り値を使用せずにこのメソッドを呼び出すと (変数に割り当てる、if コマンドでチェックするなど)、その呼び出しが含まれている Composite ブロックが失敗します。
タイトルパラメーターを使用して、ローカル認証を求められたときにエンドユーザーにタイトルを提示します。これは Android でのみ使用されます。
UsageDescription パラメーターを使用して、ローカル認証を求められたときにエンドユーザーにメッセージを提示します。iOS ではこれを空にすることはできません。

ドメイン

DeviceAuthenticationPolicy ドメイン

開発者が使用するポリシーを指定します。
Any 生体認証またはパスワード。
Biometrics 生体認証のみ。 
   

次のコードは、このドキュメント用に作成された非常に単純な例です。
Composite
    &BioComfirmed = DeviceAuthentication.Authenticate(DeviceAuthenticationPolicy.Any, '認証', '認証してください')
    If &BioComfirmed
        //アクセス許可
        return
    Else 
        Actions.Cancel()
    EndIf
EndComposite
このコードを実行すると、デバイスで生体認証を利用できるかどうかに応じて、次の画面が表示されます。 
生体認証による認証  生体認証を利用できない場合の認証
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使用可能バージョン

GeneXus 15 Upgrade 11 以降で使用できます。

適用範囲

対応しているプラットフォーム:  スマートデバイス (iOS、Android)
 

参考情報:

DeviceAuthentication 外部オブジェクトの使用例




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Created: 18/10/29 01:07 by Admin Last update: 19/03/26 22:15 by Admin
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