| DesignOps - 概要 | |
GeneXus はデザイナーと開発者の相乗効果を高め、短期間で優れた外観のアプリケーションの開発を可能にします。
主な特徴は、各ロールの責任を定義することです。当然のことながら、デザイナーはユーザーエクスペリエンスやインタラクションを、開発者はコーディングや機能の実装方法を熟知しています。それぞれが異なるツールを使用し、異なる観点を持ち、異なるプロセスを実行します。いずれかのロールが欠けていたり、両方のロールで責任が不明確だったりすると、開発サイクルの早い段階で問題が生じてしまいます。これを簡素化することが GeneXus の目的です。
目次
現在 GeneXus では、Sketch デザインツールで作成した設計モデルをインポートできます (ほかのツールも将来使用可能になる予定です)。デザイナー向けガイドの説明に従い、開発者との相互作用を容易にするためのベストプラクティスに関する記事も参照してください。整理されたシンプルなデザインにして、1 回で優れた結果を出せるようにします。
GeneXus には、アプリケーションの UI を初期化するための [ Sketch インポート ] オプションがあります。デザインを再インポートすると、手動で行った変更がオーバーライドされてしまうので、注意が必要です。さまざまな理由 (デザインファイルでモデル化されていない側面がある、プラットフォームにギャップがあるなど) により、完全なものではないかもしれませんが、最初に実行するときに詳細を容易に修正できます。GeneXus では、デザインファイルで表現されている GeneXus オブジェクトのみが生成されます。アプリケーションのデータコンテンツは、デザインファイルにあるサンプルで初期化されています。これらのデータを実際のデータにするのは、開発者が行います。GeneXus は UI をインポートするだけで、ビジネスロジックは開発者に任せています。
デザイナーと開発者は考え方が異なります。双方が GeneXus の記事を読み、お互いの考え方を良く理解する必要があります。次に挙げるのは、デザイナーと開発者の両方が頻繁に使用する、一意の関係性を持つ用語です。
デザイナーが使用する用語 |
開発者が使用する用語 |
シンボル |
ステンシル |
アートボード |
(Web) パネル |
リンク |
呼び出し |
スタイル |
テーマクラス |
色変数 |
カラーパレット |
グループ |
テーブル/キャンバスまたはコントロール (コンボボックス、チェックボックス、ラジオボタンなど) |
テキストレイヤー |
変数/TextBlock |
リスト |
垂直グリッド |
カルーセル |
水平グリッド |
たとえば、開発者がデザインをインポートした後で、テーブル内でいくつかのコントロールをまとめる必要があることに気付いた場合は、それらのレイヤーをデザイン内でグループ化するかどうかをデザイナーに確認します。開発者がデザインをインポートし、デザイナーと一緒に確認して修正するプロセスは、開発プロセスの一部であり、このプロセスを経て両者が良好な成果を達成できます。まず 1 つのパネルをデザインしてインポートし、生成されたオブジェクトを (設計時と実行時の両方で) 確認することをお勧めします。結果に満足できるまでこの作業を繰り返してから、新しいアートボードを設計して最終的に完全に機能するアプリケーションを作成します。
GeneXus は、自動化できるものはすべて自動化するという考え方です。経験から、アプリケーションの UI を開発するプロセスが開発サイクルの大半を占めることが分かっています。UI のデザインをエキスパート (デザイナー) が管理することで、2 つのメリットがもたらされます: 1) 洗練されたルック & フィールのアプリケーションを作成できます。2) 開発者は、既に作成されている、最小限の変更を必要とするパネルのセットを利用することで、ビジネスロジックに注力できます。
DesignOps は GeneXus 17 以降で利用できます。
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