最近のアクセス:
Data Provider の考え方

アプリケーションを設計する場合、開発するアーキテクチャに関わらず、ビジネスロジックを明確に構成する必要があります。ナレッジベースに基づく開発で適用された、このビジネスロジックは、ルールによって表されます。
その後、GeneXus はトランザクション (特にビジネスコンポーネント - Enterprise Java Bean として公開) でこれらのルールを効率的に取り込み、生成、管理する方法を提供します。これにより、必要に応じてルールをコンパイルできます。そのため、ビジネスコンポーネントはビジネスロジックの作成において主要な役割を果たします。
ただし、ルールのアプリケーションおよび更新コンポーネントは、ほかの必須コンポーネントにより補完されます。これらの必須コンポーネントはアプリケーションによる情報の取り出しおよび表示サービスを定義し、アプリケーションのビジネスフレームワークと呼べるものを形成します。
このように、さまざまなタイプの入力の処理、フィルタリングや並び替えを行い、指定した形式で出力できるコンポーネントを Data Provider といいます。データプロバイダーは、ビジネスコンポーネントとともに、アプリケーションの将来のビジネスフレームワークの作成において重要な役割を果たします。

Data Provider の宣言

データプロバイダーは GeneXus の進化における重要なステップです。これは、データプロバイダーが、自動化可能なナレッジを宣言的に取り込めるオブジェクトであるためです。
したがって、GeneXus でナレッジを表現する方法が大きく変わります。つまり、多くの場合、プロシージャーをプログラミングするのではなく、データプロバイダーを宣言する形になります。
宣言型であることにより、アプリケーションの最終的なコード生成において、非常に豊富なナレッジを取得できるようになります。GeneXus はアプリケーションをプログラミングするよりもナレッジを宣言する場合が多く、プログラミングは宣言の後に自動的に行われます。
データプロバイダーが特定のフィルタを含むデータの組み合わせを必要としていると宣言する場合、このデータは複数の方法で、さまざまなソースから異なる技術で取得できます。宣言型であれば、ナレッジの宣言時にパラメーターについて心配する必要はありません。これは後で決定すればよく、自動的に決定される場合もあります。

宣言する内容

いずれのプロセスにおいても、入力、変換、および出力があります。データプロバイダーでは重要なのは出力であり、出力を宣言します。
 
出力を宣言することで、その出力を取得するための方法を展開することができます。出力とは、特定形式の出力の場合のみを指すものではありません。一般的な形式はありますが、時間によって変化します。
これらより重要な出力は多数あり、たとえば、ビジネスフレームワークの内部コンポーネントなどに出力されます。
入力として請求書を受け入れ、会計エントリーの組み合わせを出力するデータプロバイダーは、フレームワークにとって、エントリーと RSS を生成するデータプロバイダーよりも非常に重要です。RSS 形式がなくなる可能性もあり、後者は時間とともに確実に変化しますが、前者は請求書を対応するエントリーに変換する方法についての純粋なナレッジです。実際の例として、「データプロバイダーの使用例: 請求書から会計へ」を参照してください。

Data Provider オブジェクトにはデータプロバイダーの例が多数あります。










サブページ
Created: 14/09/18 03:18 by Admin Last update: 21/05/20 06:19 by Admin
カテゴリ
Powered by GXwiki 3.0