BPMN について

Business Process Modeling Notation (BPMN) とは、ビジネスプロセスをワークフローの図でモデリングするときに使用する標準の表記法のことです。BPMN は、Business Process Management Initiative (BPMI) によって開発され、2005 年に BPMI と Object Management Group (OMG) が合併した後は、OMG によって保守されています。現在のバージョンは 1.1 で、バージョン 2.0 への改訂が進行中です。
BPMN の主な目的は、あらゆるビジネス関係者に理解しやすい標準の表記法を提供することです。これらのビジネス関係者には、プロセスの作成と更新を行うビジネスアナリスト、プロセスを実装する技術者、プロセスを監視する管理者が含まれます。したがって、BPMN は、ビジネスプロセスの設計と実装の間でよく発生するコミュニケーションギャップを埋めることを意図しています。
BPMN では、基本的なエレメントが次のように分類されています:

アクティビティ	ビジネスプロセスの一部として行われる作業を表します。原子アクティビティ (タスク) と分割可能なアクティビティ (サブプロセス) の 2 種類があります。
イベント	イベントとは、ビジネスプロセスが進行していく中で発生する事象のことで、プロセスをキャッチまたはスローします。たとえば、特定の条件が満たされたときや、タイマーによって一定の時間が経過したことを知らされるとプロセスが開始されるようにモデリングすることができます。
ゲートウェイ	プロセスの分岐または合流を表します。
スイムレーン	Pool (プロセスのコンテナ) と Lane (Pool をロールで分割したもの) の 2 つがあります。
成果物	プロセスを分かりやすくするための補足情報を提供します。

一般に、これらのカテゴリには、さまざまなエレメントが含まれています。プロセスの流れは、実線の矢印のルートで表し、メッセージのやり取りは点線で表します。次のセクションでは、エレメントのさまざまなカテゴリが分析されています。各カテゴリのエレメントは、基本 (コア) エレメントとアドバンストに分かれています。

参照

『BPMN: Modeling and Reference Guide』、Stephen A. White および Derek Miers 共著
Wikipedia.org

参照

BPMN 関連リンク