AppLifecycle 外部オブジェクト

アプリケーションの実行状態が変化したときに、アプリケーションに対して何らかのアクションを実行しなければならないときがあります。実行状態の変化とは、アプリケーションが開始したとき、バックグラウンドに移動したとき、フォアグラウンドに戻ったときなどです。この外部オブジェクトにより、アプリケーションの実行状態を問い合わせて、状態の変更を管理するためのイベントをコーディングすることができます。

ドメイン

ApplicationState ドメイン

このドメインはアプリケーションの実行状態を特定するために定義されます。
Numeric(1) であり、値は次のとおりです:

Active	アプリケーションはフォアグラウンドで実行しています。
Inactive	アプリケーションがフォアグラウンドで実行していますが、イベントに応答しません (デバイスに通話の着信があるときなど)。iOS のみで使用できます。
Background	アプリケーションはバックグラウンドで実行しています。
NotRunning	アプリケーションは実行中ではありません。AppStateChanged イベントでのみ使用できます。

入力	oldState: ApplicationState newState: ApplicationState
出力	なし

例

アプリケーションの起動時に何らかの処理を実行する必要がある場合

Event AppLifecycle.AppStateChanged(&old, &new)
    Composite
        if &old = ApplicationState.NotRunning
            // 独自のコードを記入
        endif
    EndComposite
EndEvent

アプリケーションがバックグラウンドに移るときに何らかの処理を実行する必要がある場合

Event AppLifecycle.AppStateChanged(&old, &new)
    Composite
         if &new = ApplicationState.Background
             // 独自のコードを記入
         endif
    EndComposite
EndEvent

適用範囲

プラットフォーム

スマートデバイス (Android、iOS)

使用可能バージョン

この外部オブジェクトは、GeneXus 16 Upgrade 2 以降で使用できます。