GXquery では、ランキングなどのソートされたリストを取得できます。GXquery エディターには、"順序項目属性領域" と呼ばれるセクションがあり、情報のソート時に考慮に入れる項目属性をこのセクションに含めることができます。この領域には、次の画像に示すように、 [ 順序項目属性をここにドロップ ] というメッセージが表示されます。
順序は、クエリの結果に存在するいずれかの項目属性から直接設定することもできます。このためには、次の画像に示すように、プロパティの [ フォーマット ] ノードにある [ 並べ替え ] プロパティを使用します。
つまり、GXquery では、2 つの異なる方法でソートが可能です。結果に含まれる項目属性に基づく方法と、結果に存在しない項目属性によるソートも可能な "順序項目属性" の領域を使用する方法です。
どちらのソート方法も、GXquery のすべてのクエリタイプに使用できます。
結果に存在する項目属性は、クエリエレメントと呼ばれ、クエリのさまざまな出力タイプに応じて、行、列、系列などに配置されます。
[ 並べ替え ] プロパティ
クエリエレメントには [ 並べ替え ] というプロパティが含まれており、このプロパティを使用すると、必要としているものに応じて値を定義できます。このプロパティを使用できる対象は、行または列に存在するクエリエレメント (ピボットテーブルの場合)、すべての項目属性 (テーブルの場合)、またはカテゴリ内の項目属性 (グラフの場合) です。
値
| 昇順 |
昇順で考慮されることを示します。 |
| カスタム |
数値順やアルファベット順以外の順序でドメインの値を表示するカスタムの順序をクエリエレメントに定義できます (月や曜日など - 下記の「 [ カスタム順序 ] プロパティ」を参照)。 |
| 降順 |
降順で考慮されることを示します。 |
| なし |
クエリエレメントの値をソートしません。これが既定値です。 |
[ カスタム順序 ] プロパティ
[ 並べ替え ] プロパティで [ カスタム ] を選択すると、このプロパティがその下に表示されます。これは、特定の値に対する順序を GXquery に伝えるためのものです。次の曜日の例について考えてみましょう: 月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日。曜日で並べ替えると、リストは次の順序になります: 金曜日、月曜日、木曜日、火曜日、土曜日、日曜日。しかし、これは望みの順序ではありません。
したがって、プロパティに自然な値を指定する必要があります。このためには、拡大鏡を押して、次のようなカスタマイズエディターを開きます。
ここでは、クエリエレメントの名前が、画像に示すように [ InvoiceDayOfWeek ] であり、 [ InvoiceDate ] の曜日名を格納する Character タイプのフィールドに対応していると想定します。小さいウィンドウで [ 追加 ] ボタンを押し、各曜日を入力します。最終的にウィンドウは次のようになります。
これで、想定どおりの実行が可能になります。次の画像に示すように、情報の並べ替えは、7 つの曜日の最初の値 (月曜日) から開始されます。
InvoicesByDayOfWeek クエリの結果
クエリの結果に存在しない項目属性によるソート
GXquery では、表示されるデータセットに含まれていないクエリエレメントでソートすることも可能です。上記の例を踏まえて、ここでは、同じレポートを顧客の ID でソートして表示します。顧客 ID は、表示されている情報には含まれていないデータです。
この場合は、 [ Customer Id ] 項目属性を [ 順序項目属性をここにドロップ ] 領域にドラッグするだけです。次のような結果が表示されます。
(ここでは、上記の例の曜日順は考慮されていないことに注意してください。この記事を最初から読むと、今回の順序が上記の例で定義した順序に追加されると思うかもしれませんが、実際には、今回の順序が、前の順序の代わりに使用されます。)
CustomerAmounts クエリの結果
両方のソートタイプが同時に適用された場合の優先度
両方のタイプのソートが適用される場合がありますが (GXquery では可能です)、結果に存在する項目属性に基づく順序が、他のグループより優先されることに注意してください。他のグループは、情報を表示する際には考慮されません。
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