格納された項目属性

格納された項目属性は、データベース内の物理テーブルにフィールドとして属する項目属性です。
グローバル式として定義された項目属性は、格納された項目属性ではありません。
推論された項目属性も格納された項目属性ではありませんが、それは推論された項目属性の取得元のコンテキストに限られます。推論された項目属性は特定のテーブル内に格納され、そのテーブル以外ではコンテキストで推論されます。
次に示すトランザクションセットの例では、InvoiceId 項目属性、InvoiceDate 項目属性、および CustomerId 項目属性が、請求書トランザクションの最初のレベルに関連付けられた物理テーブル内にある、格納された項目属性の例です。

Invoice                                                Customer                        Product
{                                                      {                               {
  InvoiceId*                                              CustomerId*                      ProductId*
  InvoiceDate                                             CustomerName                     ProductName
  CustomerId                                              CustomerPhone                    ProductPrice
  CustomerName                                         }                               }
  InvoiceTotal -> f(x): Sum(InvoiceDetailAmmount)
  Detail
  {
       ProductId*
       ProductName
       ProductPrice
       InvoiceDetailQuantity 
       InvoiceDetailAmount -> f(x): ProductPrice * InvoiceDetailAmount 
  }
}

一方、InvoiceTotal は格納された項目属性ではありません (仮想項目属性です)。同様に InvoiceDetailAmount 項目属性も、格納された項目属性ではありません。これら 2 つはグローバル式として定義されているためです。
CustomerName、ProductName、ProductPrice は、請求書トランザクション内では推論された項目属性です。つまり、これらは請求書トランザクションと関連付けられたベーステーブルには格納されません。これらの項目属性は別のテーブル内に格納され、請求書トランザクション内で推論されます。