GeneXus IDE は、ほかの IDE と同様、コンピューターのリソースがアイドル状態の場合にリソースを使用する (リソースを有効活用する) ことで、ビルドプロセスを前もって処理できます。これを行うには、バックグラウンド分析機能を使用します。
この機能では、オブジェクトが保存時に分析され、その結果をビルドプロセスで再利用できるため、ビルドプロセスが迅速化します。
この機能を有効にするには、 [ ツール ] > [ オプション ] > [ ビルド ] メニューから [ バックグラウンド分析 ] プロパティを true に設定します:
このプロパティが有効化されていると、次のように動作します:
- オブジェクトは保存後に分析されます。
- 分析のログが出力レポートに表示され、ナビゲーションが [ 最後のナビゲーション ] ビューに追加されるため、分析エラーおよび警告を確認して、 [ すべてビルド ] を行わずに修正できます。
- 分析の結果が格納され、オブジェクトの生成に使用されます (分析が有効1 な場合)。
- ビルド2 プロセスの開始後は、バックグラウンドで作成されたすべての有効な分析結果が再利用されますが、無効なビルドは再作成されます。
注 |
1 バックグラウンド分析は、次のいずれかの条件を満たす場合は無効になります:
- 再編成が行われる。
- ナレッジベースのいずれかのプロパティに変更が加えられる。
|
2 リビルド時に、選択したメインのコールツリーに属するすべてのオブジェクトは、バックグラウンドで指定されている場合でも、再度指定されます。 |
[ すべてビルド ] のプロセスが開始されると、バックグラウンドで指定されたオブジェクトには、出力レポートの Specification セクションで "(already specified)" マークが表示されます。
たとえば、"ShowStatistics" プロシージャーがバックグラウンドで指定された場合、次の出力が表示され、オブジェクトはその分析結果を使用して生成されます:
========== Specification started ==========
Specifying Statistics\ShowStatistics (already specified) (1 of 1) ...
Generating Resources...Success
Specification Success
========== Default (C# Web) Generation started ==========
GeneXus Tilo Beta 3 以降
[ ビルド ] - [ すべてビルド ]
[ オプション ] - [ ビルド ]
|