プッシュ通知を使うと、ネイティブ モバイル アプリケーションが実行中でなくても、ネイティブ モバイル アプリケーションでリモートのサーバー (Web アプリケーション) からアラートを受信できます。このメカニズムは、所定のトランザクションに対するリクエストがパブリッシャーまたは中央のサーバーから開始される通信形態を想定しています。通常、
プル型のコミュニケーションと対比して使われる概念です。
ネイティブモバイルの分野では、デバイスとサーバー側アプリケーションとの効果的なコミュニケーションを確立するために不可欠な部分です。
基本的な考え方は、サーバーがクライアントを認識したら、そのクライアントだけに向けたメッセージを送信したり、全クライアントに一括で汎用メッセージをブロードキャストしたりできるようにするというものです。標準的な例としては、電子メール クライアント アプリケーションが挙げられます。これらは、受信トレイに新着メッセージが届くたびに、サーバー側から通知を受け取ります。
ネイティブモバイルの各プラットフォームは、このメカニズムを実装するために、それぞれ独自のテクノロジーを使用しています。Apple では
Apple Push Notifications Service (APNS)、Google では
Firebase Cloud Messaging (
Google Cloud Messaging は 2018 年 4 月 10 日に廃止) が使用されています。
また、一部の通知プロバイダーは、すべてのモバイルプラットフォームを対象に、アプリケーションがプッシュ通知を簡単に設定および使用できるようにする拡張可能で移植可能なインターフェースを提供しています。たとえば、
One Signal や
JPush (中国のプロバイダー) などの通知プロバイダーです。
主に 4 つのコンポーネントがあります:
- ネイティブ モバイル アプリケーション。プッシュ通知メッセージの「クライアントサイド」(受信側) です。
- Web アプリケーション。プッシュ通知の「サーバーサイド」(送信側) です。
- プッシュ通知サービス。各プラットフォーム向けにプッシュ通知の配信を行う外部リソースです。
- 通知プロバイダー。プッシュ通知サービスと情報を簡単にやり取りするためのインターフェースを提供する外部リソースです。
GeneXus で開発したスマート デバイス アプリケーションにプッシュ通知を実装する方法について、関連記事をいくつか紹介します。
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