セマンティックドメインは、GeneXus が提供する、デバイス上で実行しているアプリケーションがデバイスのリソースと密接にやり取りできるようにする方法の 1 つです。特定のドメインまたはデータタイプに基づく変数または項目属性を設定するだけなので使用は簡単です。これで、変数または項目属性は、選択したドメインに応じて動作するようになります。動作に注目すると、3 つの主なポイントがあります: 1.デバイスの制限に応じた項目属性/変数の情報の入力方法 2.表示モードでの項目属性/変数の動作方法 3.オンスクリーンキーボードの動作 次に、さまざまなドメインについて、デバイスとモード (表示/編集) に応じて、項目属性/変数がどのように動作し、表示されるかについて見ていきます。 Numeric Numeric は、GeneXus がサポートする既定のデータタイプの 1 つで、浮動小数点のある/ない数値を処理できます。 スマートデバイスの動作: ユーザーの Numeric データの入力を支援するため、オンスクリーンキーボード自体が順応して自動的に数値キーボードになります。 (iPhone) Character これも、既定のデータタイプです。さまざまな文字を格納および処理できます。 スマートデバイスの動作: オンスクリーンキーボードは既定のテキストキーボードです。 (iPhone) Email このドメインに基づく項目属性/変数は、メールアドレスを処理できます。 スマートデバイスの動作: 編集モード: 入力キーボードが順応して、メールに必要なキーの構成になります: また、間違った形式のメールアドレスを保存しようとすると、メッセージが表示され、操作がキャンセルされます。 表示: 表示モードでは、メールアドレス (iOS) またはメール項目属性/変数の封筒アイコン (Android、BB) を 1 回タップするだけで、このメールアドレスが To フィールドに入力された状態のメールクライアントが自動的に呼び出されます。 Phone このドメインに基づく項目属性/変数は、電話番号を格納および処理できます。 スマートデバイスの動作: 編集モード: オンスクリーンキーボードが順応して、既定の電話入力キーボードになります。 表示モード: このドメインに基づくフィールドがある場合、番号 (iOS) または電話アイコン (Android、BB) をタップすることで、この項目属性/変数に格納された番号への通話または SMS テキストを促すプロンプトが表示されます。 URL このドメインに基づく項目属性/変数は、Web URL を格納または処理できます。 スマートデバイスの動作: 編集モード: URL の形式および構文がチェックされ、ユーザーが入力した URL を検証します。メール入力の場合は、それに合わせてキーボードが順応します。 表示モード: URL (iOS) またはシンボルアイコン (Android、BlackBerry) をタップすると、その URL のページがデバイスの既定の Web ブラウザーで開きます。 コンポーネント Web ページの URL を処理および保存できるドメインの 1 つですが、このドメインはページをロードし、スマートデバイス上のアプリケーション内で表示します。 スマートデバイスの動作: WebView、つまりフィールドに指定されている URL の Web ページを、このドメインに基づいて表示します。Web ページは、変数で指定された領域を占めます。 (コンポーネント) HTML このドメインに基づく項目属性/変数は、HTML コードを格納できます。 スマートデバイスの動作: 表示モード: このフィールドに格納された HTML コードは、デバイスによってレンダリングされます。 詳しくは、「Component ドメイン」を参照してください。 Image 3 つのマルチメディアドメインの最初です。このドメインは、サーバー側またはスマートデバイスによって挿入された画像を格納および操作できます。 スマートデバイスの動作: 編集モード: カメラ付きデバイスを使用しているユーザーが、画像セマンティックドメインに基づく変数/項目属性を挿入しようとすると、次のようなオプションが表示されます。 デバイスに組み込みのカメラがない場合、ライブラリから選択するオプションのみを使用できます。 Video 画像ドメインのように、このマルチメディアドメインは、ビデオシーケンスを処理および格納できます。 スマートデバイスの動作: 編集モード: このドメインに基づく項目属性/変数を挿入しようとすると、ユーザーにメッセージが表示されます。また、アプリケーションはそのデバイスの制限を認識します。カメラがない場合、ビデオ撮影オプションは表示されません。 ビデオを選択するとアップロードされます: 表示モード: プラットフォームの既定のプレーヤーが表示されます: Audio 最後のマルチメディアドメインは、オーディオコンテンツを格納できます。 スマートデバイスの動作: 編集モード: iOS では、次のような画面が表示され、録音が開始されます。Android および BlackBerry では、今すぐ録音するか、デバイス上のオーディオファイルを選択することができます。 Date、Time、DateTime (日付、時刻、日時) これらのドメインは、GeneXus の Windows および Web アプリケーション開発者には馴染みがあるものなので、既定の動作と期待される動作はご存知かもしれません。 スマートデバイスの動作: 編集モード: これらのドメインの最も重要な動作は、このフィールドを挿入すると、プラットフォームの既定の日付の選択が呼び出されることです。この方法で、スマートデバイスで日付を入力するユーザーを支援します: 時刻の例: Geolocation このドメインに基づく項目属性/変数は、特定の緯度経度座標を処理できます。  スマートデバイスの動作: 編集モード:  座標は、位置情報フィールドの隣にあるアイコンをタップして、既定の数値キーボードで入力することも、地図から選択することもできます。 表示モード: 位置情報の値は、座標 (iOS) またはピンアイコン (Android、BlackBerry) をタップすると、地図に表示されます。 Address このドメインの動作は位置情報ドメインと似ています。 スマートデバイスの動作: 編集モード: 入力する場合、住所ドメインに基づく項目属性/変数は、通常の Character タイプのフィールドのように動作します。 表示モード: 表示する場合、テキスト (iOS) またはアイコン (Android、BlackBerry) をタップすることで地図が呼び出され、特定の住所が表示されます。

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