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クラウドサービスにおける環境変数を使用したアプリケーション設定

さまざまなシナリオにおいて、設定ファイルではなく、環境変数から設定情報を読み取るのが一般的なプラクティスです。ここでは、クラウドサービスのプロパティでこのプラクティスを実行する方法を詳しく説明します。
たとえば、Microsoft Azure をストレージプロバイダーとして使用するようにアプリケーションを設定した場合、アカウントの詳細やコンテナ名などのいくつかのプロパティを設定する必要があります。これらのプロパティは、実行時に環境変数を介して変更することもできます。これらの変数についても、先頭に「GX_」を付けて、サービスのタイプとプロパティの名前をすべて大文字で指定する必要があります。したがって、パブリックコンテナ名を変更する場合は、GX_STORAGE_PUBLIC_CONTAINER_NAME という変数を作成し、任意の値を指定できます。生成された CloudServices.config ファイルを開いて、タイプとプロパティ名の詳細を確認できます。

プロパティのリダイレクト

環境変数を、さまざまなサービスに接続するための値付きで提供しているクラウドプロバイダーがあります。
この目的の環境変数がプロバイダーから提供されていない場合は、独自の環境変数を定義できます。
いずれの場合も、それらの変数を使用するには、特定のファイルを使用して、クラウドプロバイダーで定義された環境変数と設定プロパティとのマッピングを宣言します。これは confmapping.json というファイルで、必要なマッピングが設定された json octopus (プロパティ値) が含まれています。

Java の例

Amazon は環境変数 RDS_USERNAME や RDS_PASSWORD などを提供しており、RDS の対応する値が既にロードされています。その場合、Web アプリケーションの WEB-INF ディレクトリー内の confmapping.json ファイルに、次の json データが記述されています:
{"com.environmenttest|DEFAULT:USER_ID":"RDS_USERNAME","com.environmenttest|DEFAULT:USER_PASSWORD":"RDS_PASSWORD"}
Web アプリケーションで com.environmenttest |DEFAULT セクションの USER_ID プロパティが必要になると、RDS_USERNAME 環境プロパティの値を読み取ります (USER_PASSWORD / RDS_PASSWORD の場合も同じ)。 

.NET または .NET Framework の例

.NET.NET Framework については、confmapping.json は次のようになります (XXX と YYY はクラウドプロバイダーで定義されている変数です)。
{"Connection-Default-DB":"XXX","Connection-Default-User":"YYY"}
: どの値が考慮されているか、またはどの環境変数が設定されているかをテストするには、ConfigurationManager 外部オブジェクトを使用できます。

参考情報

環境変数を使用したアプリケーション設定
.NET および Java における環境変数を使用したアプリケーション設定
Docker にアプリケーションをデプロイする方法
   

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Created: 24/03/25 23:57 by Admin Last update: 24/03/25 23:57 by Admin
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