| [Use Cache] プロパティ | |
ユーザーがクエリを実行するたびに、データベース上ではデータの選択処理が行われます。これを実行するのに必要なリソースや時間のコストは、非常に高くなる場合があります。クエリの条件を満たすデータを膨大な数のレコードから選択することは、かなりの時間を要する可能性があります。
ユーザーは日常的に、クエリを短期間で何度も実行します。クエリが大量のリソースを消費する場合、 [ Use Cache ] プロパティを有効にしていないと、実行のたびにその量のリソースが消費されることになります。
クエリによって選択されるデータが、変更されないか、変更されても問題ない (データ分析時点では考慮する必要がない) 静的データと見なせる場合、 [ Use Cache ] プロパティの値を True に設定できます。それ以外の場合は、このプロパティの値を False に保つ必要があります。
[ Use Cache ] プロパティの値が True であり、Query オブジェクト、または Query Viewer コントロールと関連付けられた Data Provider オブジェクトがあるときは、クエリまたはデータプロバイダーが実行されます。このクエリまたはデータプロバイダーは、ユーザーがデータベースを初めて使用する場合にのみ、データベースにアクセスします。このクエリの結果は一定時間 (後述の情報を参照) サーバーに格納され、同じユーザーが別のクエリを実行すると、このストレージから応答が返されます。データベースへのアクセスは発生しません。
Web アプリケーションの場合、 [ Use Cache ] プロパティの値が True のときは、クエリまたはデータプロバイダーの実行結果データはそのユーザーの Web セッション内で保存され、そのセッションの間、維持されます。
出力タイプ: |
Table、PivotTable、Chart |
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