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[MSBuild options] プロパティ

プロジェクトのプロパティ (Configuration タイプ、Debug または Release) や MSBuild プロセスの設定 (ビルドを並行して実行する maxcpucount) など、ビルドプロセスの各側面を指定するフラグを定義します。

適用範囲

ジェネレーター: .NET、.NET Core
レベル: ジェネレーター

実行時/設計時

このプロパティは設計時にのみ適用されます。

このプロパティの設定例をいくつか示します:
1) 
/p:PlatformTarget=x86 /p:Configuration=Debug /p:GxExternalReference=Artech.Security.Common.dll
上記はプロジェクトに次の 3 つのプロパティを指定しています:
/p:PlatformTarget = x86 --- 32 ビットで実行するようコンパイルします。
/p:Configuration = Debug --- デバッグモードでコンパイルし、各 DLL の PDB を生成します。
/p:GxExternalReference=<アセンブリー> --- 外部 DLL への参照を追加します。
ビルドプロセス自体については次の設定が可能です:
/maxcpucount または / m --- 複数のプロジェクトをコンパイルする場合に並行してコンパイルし、処理を高速化します。
2) 
-m /v:quiet /p:Configuration=Debug /p:PlatformTarget=x86 /p:GxExternalReference=\"MyAPI.dll;MyLibrary.dll\"
これは、次のことを表しています:
-m => 利用可能なプロセッサをすべて使用してコンパイルを並行して実行します。メインオブジェクト 10 個をコンパイルする場合、マシンのプロセッサで可能であれば、10 個がそれぞれ並行してコンパイルされます。
/v:quiet => 出力を quiet に設定します。この場合、以前のメカニズム (CSC) と同様の動作になります。
/p:Configuration=Debug => デバッグモードでコンパイルします (.pdb ファイルを生成)。
/p:PlatformTarget=x86 => 32 ビット用にコンパイルします (csc.exe の /platform:x86 に相当)。
/p:GxExternalReference=\"MyAPI.dll;MyLibrary.dll\" => MyAPI.dll および MyLibrary を参照に含めます (csc.exe の /r:bin\MyAPI.dll  /r:bin\MyLibrary.dll に相当)。
複数のライブラリを参照する場合は「\」で囲む必要がある点に注意してください。そうしないと、次のようなコンパイルエラーが表示されます:
========== 既定用のコンパイル (.NET Core) 開始 ==========
dotnet publish -nologo -v q  "E:\kb\NetCoreModel\web\GxDeps.csproj" -o "E:\kb\NetCoreModel\web\bin
dotnet build -nologo --force -c Release /v:q /m /p:GxExternalReference="MyAPI.dll;MyLibrary.dll" "E:\KB\NetCoreModel\build\LastBuild.sln"
MSBUILD : error MSB1006: プロパティが無効です。
Switch: MyAPI.dll
For switch syntax, type "MSBuild -help"
3)
 /p:TargetFrameworkVersion=v4.7.1
特定の TargetFramework が強制的にビルドされます (有効な値のリストについてはこちらを参照)。
 

使用可能バージョン

このプロパティは GeneXus 16 Upgrade 10 以降で利用できます。

参考情報

 


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Created: 20/12/14 21:41 by Admin Last update: 23/05/31 20:53 by Admin
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